2011年06月
2011年06月26日
栗栖のカフェに行く・続き(高見)
そうはいうものの、エプロンの女性客三人組は、お昼休みを楽しもう、新しいお店を楽しもうとしてくれていた。「見て、私の箸置きはこんなのよ」「可愛いわね。私のもほら」などと食事が出てこないイライラを上手に紛らしている。しかし、我慢には限界というものもあろう。私はとうとう胃まで痛くなってきてしまった。Eさんが「でもさ、このサービスのデザートは絶品だから、これを食べれば絶対女性客はゲットできるよね」と自分を励ますように明るい話題を持ち出すが、Iさんは「そこまでたどり着けるかが問題だよ」と泣き笑い。そして、IさんとEさんが急に同時に声をあげた。「もしかしたら、今さっきの私たちのダメ出しを全てクリアしようとして、時間がかかってるんじゃない?」そうかもしれない。ひぇ~。「でも、それならそのほうがいいはずだよね」と我らは互いに励まし合った。
ようやくお膳が運ばれてきた。……スープの器が大きい! そして丸いうす焼きのかたいエスニックパンは、食べやすいように6等分ぐらいにカットされている。「スープとパンがメインです、ということをはっきり提示したほうがよい」というダメ出しが、たしかに反映されている。
「スープがこのぐらいの器に入ってきた」と伝える私。「え…そんなに大きくなくてもいいのに」とIさんはまた泣き笑う。「このスープ、ちょっと味が薄いよね」
しかし、一番時間を気にしていた方がスープを口に運び「うん。美味しい」。その後、パンをかじり目を丸くして「美味しい」。よかった。私はくたくたと力が抜けて背もたれに寄りかかった。
し、しかし、副菜が運ばれてこないのだ。このままではメインを食べ終えてしまう…またまた胃がきゅーっとしてきた頃に、オシャレな皿に品良く並んだ副菜が運ばれてきた。「プチトマトがのってる」とすかさずEさんがチェック。こうしてダメ出しはとりあえず完璧にクリアされていた。
エプロン三人組は、「まだこんなにあるんですか?」と喜んだ後、「これだけじゃ少ないなと思ってたのよ」と言ったりしていたが、その後は「これ、美味しい」「これも美味しい」「どれも美味しい」とどんどんご機嫌に。一番時間を気にしていた方より実はもっとイライラしていた方も「私でもお腹いっぱい」と笑顔になり、最後の一人…実はこの方が一番イラついていた…もデザートを口にして「うーん、美味しい」と大満足の声。ここに至ってようやく凝り固まっていた私の胃がほぐれてきた。
と、Iさんが急に声をあげた。「私たち、あやしすぎるんじゃない?」
Eさんもハッと我にかえって「ホントだ!」。気がつけば我ら三人組は小一時間というもの、ずっと頭を寄せ合ってヒソヒソしている。我らは慌てて三つの頭を離した。そして、大急ぎで自然なフォルムになり、普通の声の大きさで何気ない会話を始めたのだった。
後日談。
書ききれなかったのだが、開店の日は、実はもう一人、Aランチを食して満足気に帰られた別の女性客もいた。彼女は翌日友人を二人連れてきて、栗ランチを注文したそうだ。
そして、かのエプロン三人組も、数日後に再来店! Aランチ(その日のAランチは、栗栖のお母さんが広島で採ったタケノコと肉をいためたものをライスにのせた丼)を注文された。栗栖は非番。恵さん曰く「ダッシュで出した」そうだ。
2011年06月23日
栗栖のカフェに行く(高見)
栗栖がダンサーの吉沢恵さん、俳優の近藤泰代さんと共にカフェをオープンした。
開店の日、せっかくだから一番乗りしようと、Iさん、Eさんと共に出掛けた。人気の店に見えるように開店時間の15分前に集合し、店の前に並んでみたりする。
いざ、11時。Eさんが「かつ丼一丁!」(※かもだる田公演のときの台詞の一つ)と裏声で叫びながら入店した。
さっそく、ランチメニューに目を走らせる三人組。「栗ランチ」というのがある。栗栖がつくるランチなわけだが、知らない人は栗が入ってるんだと思うだろうに。しかも「すみません、栗ランチだけまだ準備ができてなくて…」という。少し不安が…
それならば、と、AランチとBランチと根菜カレーを注文した。

「出てくるのが遅いですよ~!」「お~、きたきた」「美味!」「おまけのデザートが素晴らしい!」とはしゃぐ三人組(写真は、Aランチです)。お腹いっぱいになり満足していると、「これも試食してください」と栗栖が栗ランチを運んできた。

それからが大変だ。お腹がいっぱいということもあり、三人組は厳しい料理評論家のようにあれこれ意見を言い始めた。と、そこに「ダメ出ししてください」と厨房から栗栖が再び現れる。では、と、言うわ言うわ。「何を一番売りにしてるかわからない」「スープをもう少し大きな器に入れたら?」「パンがさ、ちょっとかたくてせんべいみたいなんだけど」「副菜はこんなに量がなくても」「そうそうそれで小皿に品よく並べるとかして」「彩りがイマイチだなあ、焼いたプチトマトを添えるのはどうかな?」…
と、そのダメ出しの真っ最中に、エプロンをつけた女性客三人組が入ってきたのだ!
実は、本当に大変だったのは、そのときからだ。
我ら三人組は、そうは言っても(ダメ出しなどしてはいても)、はしゃいでウキウキと楽しんでいたわけだが、誰からともなくピタリと静まり、エプロンをつけた三人組のお客さんに全神経を集中。私はなぜだ!?と驚くほど鼓動がバクバク。「あら。栗ランチって何かしら。これにしようかな」と言う声が聞こえてくると、心臓が口から飛び出そうになった。
そして、エプロン三人組の注文は、なんと、よりによって「栗ランチ3つ!」だったのだ。
「栗ランチ3つ。になっちゃった…」「嘘。これはまだ発展途上だよ…」青ざめる三人組。
そして、何より「3食分つくるのに、どのぐらい時間がかかってしまうだろう…」という恐ろしい心配事が! 私の席からは厨房が見えないので「どう? できそう?」と何度も聞くが返事は「まだ」「気配もない」。私の席からはエプロン三人組が見えるので「一人が時計見た」「あ。もう一人もいらついてきた」と小声で報告する。「あ。運んでる。できたの?」「…違う。漬物みたい。これをつまみながらお待ちくださいって言ってる。時間つなぎだね」
こうして、1分が10分にも30分にも思える時間が、刻々と我ら三人組の心臓をねじりあげていったのだった。(つづく)
2011年06月09日
ぐるぐるぐーる・ぐるぐるぐーる・・・・・・・・・・。
ジメッとした薄暗い台所の、ふきんで拭いた水跡が残る食卓のうえで、一匹の蠅が目的もなく宙を舞う・・・・・・。
意味:粘り強く、しぶといさま。
強く、勇猛であるさま。
程度がはなはだしいさま。
良いイメージがありませんでした。改めて調べるとこんな感じ。
・・・・・・・・・・・・・・・うーん
「はなはだしい」 意味:普通の程度をはるかに超えている。はげしい。
良い意味もあれば、あまり良くない意味もあるのですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むーーーーーん
自分は・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・好かんッ!!!!!!!!!

