2012年12月

2012年12月16日

いよいよ明日から!(高見)

リクゼンタカタ
―私はどうして東北と東京で公演をやろうと思ったのか


下北沢のザ・スズナリにて、明日17日(月)から3日間。開演は毎夜19時半です。

17日 コントの日「コントで笑う」
 出演は、おなじみ、だるま食堂さんほか。かもだる田公演では見られなかった「外人ショウ」も必見です。
 高見は、この日、司会役をつとめます(どきどき)。

18日 リーディングの日「朗読で考える」
 チラシの裏面には「小劇場の実力派俳優陣が」と紹介されています。出演者増えました! ピアノ生演奏も加わります!(どきどきどきどき)

19日 パントマイムの日「マイムで感動する」
 かもねぎ公演『霧』、『ダブルス』、『サークルダンス』にもご出演いただいたことのある、山本光洋さんのソロライブ公演。必見です。


リクゼンタカタ・・・
友人の友人である精神科医が、リクゼンタカタの公営住宅に移り住んで、診療を行っており、先日いろいろお話を伺いました。みなさん、震災直後より、今のほうが大変な思いをされているそうです。子供たちを励まし続けてきた小学校の先生が自殺されてしまった、という話も胸に迫ります。今回の企画、呼びかけ人・森下紀彦さんの「とにかく、リクゼンタカタの人たちに笑ってほしいんだ」という思いが、実現できるよう、司会もリーディングも初体験でどきどきものですが、がんばってきます。一人でも多くの方にご来場いただけますように。


最新情報のチラシの裏面はこちらから!


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2012年12月04日

リクゼンタカタ――私はどうして東京と東北で公演をやろうと思ったか

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かもねぎもお世話になっている、舞台監督の森下紀彦さんが、「陸前高田でいろんな公演をしよう会」を立ち上げました。いよいよ稼働。まずは、東京での公演です。3日間です。

12月17日 コントの日「コントで笑う」
  出演/だるま食堂,阿佐ヶ谷姉妹,THE GEESE

12月18日 リーディングの日「朗読で考える」
  出演/大鷹明良,近藤裕子(三条会),ぼくもとさきこ(ペンギンブルペイルパイルス),
      町田マリー(毛皮族),高見亮子(かもねぎショット)

12月19日 パントマイムの日「マイムで感動する」
  出演/山本光洋

会場/下北沢 ザ・スズナリ
19:30開演
前売り・当日 5000円(陸前高田公演へのカンパ含む) 学生4000円

チラシの裏面をどうしてもアップできず(・・・)、以下に森下さんの文章を掲載します。

  私はどうして東京と東北で公演をしようと思ったか?
  どうして陸前高田なのか?
  それは、あの光景を見てしまったからだと思う。

  震災後の8月、陸前高田を訪れた。支援のためのリサーチをしている友人に頼まれ、クルマの運転手をしたのだが、そこで見た光景は本当に衝撃的だった。とっさに思い出したのは原爆投下直後の広島の写真。いくつかのビルの残骸がポツポツと見受けられる以外は、すべてが根こそぎ押し流されて、見渡すかぎり荒涼とした街の残骸が広がっている。言葉がなにも出てこない。
  その景色のどこかにいまも行方の知れない人々の遺体が埋まっているかも知れず、しかもその景色を見ながら暮らさなければならない人たちの存在を思ったとき、私は演劇の持つ力のことを考えた。ここで演劇をやったらどうなのだろう。というより、それしか私には出来ないことに気がついた。
  スズナリに3日だけ空きが出たという話を聞いたのは、今年の6月くらいだった。なるべく経費をかけず、なおかつ自信を持って面白いといえるプログラムを組んだ。不定期であっても5年はなんとかこの企画を続けたい。試行錯誤をしながらも、ここから私は始めようと思う。

         舞台監督・陸前高田でいろんな公演をしよう会 呼びかけ人   森下紀彦


 お時間と関心のある方、ぜひぜひお出かけください。高見は、17日も司会で参加します。
 チケット申し込み先は
 090-8331-6238(森下)
 03-6469-0511(ザ・スズナリ)
 chibigaeru@gmail.com
 ※メールでのお申し込みは、氏名、ご連絡先、枚数、観覧希望日を明記してください。

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3月公演の稽古場(高見)

来年3月、勝田演劇事務所番外公演(出演/村松恭子さん,吉村恵美子さん。演出/勝田安彦さん)にて、高見の旧作と新作を上演していただけることとなりました。

公演詳細は追ってお知らせすることとして・・・

新作は、実はまだ書けておりません。稽古場であれこれ試行錯誤しながら創っていきましょう、ということになっており、週に1日のペースで少しずつ始まっています。この「試行錯誤」が大変に面白く、一人で見ているのがもったいなくてたまりません。

試行錯誤「衣裳編」その1・・・「スカーフを巻くだけで、私たち、ロシア女になれるわね」と、ロシア女に変身したお二人。
ネッカチーフ

本当にそのとおりで、たちまちロシアの物語が見えてきそうです。が、これはたぶんボツ(笑)。

試行錯誤「衣裳編」その2・・・「横溝正史とか江戸川乱歩の世界をやってみよう」と、和服を着てカツラをつけたお二人。
和服

これも、すぐにでも、おそろしげな物語が立ちのぼってきそう。が、これも、たぶんボツ(笑)。

(ボツとはいえ、いつかは復活するかもしれないわけですが、)稽古場で次々とボツにしていく時間は貴重なもの。そして、何が残るかは、こうご期待。



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2012年12月03日

黒沢美香さん (高見)

今年、自分にとって最も印象深かった公演は、『南国からの書簡』だ。
正式なタイトルは、

怠惰にかけては勤勉な黒沢美香のソロダンス『薔薇の人』 

黒沢美香・上原尚美 編

~南国からの書簡~



217日に観にいった。南国に住むおじさんからの手紙を待つダンスで、小柄なお二人は淡々と軽やかな少女だった。見たこともない南国の鮮やかな景色が広がり、お二人の半生になぜだか思いを寄せて切なくもなり、自分の幼少期をさまよい、遠くにも深くにも旅する時間だった。お二人が自分の目の前で踊るこのときがまだ終わらないで欲しい、ずっと続いて欲しいと思い、その至福の余韻は、10カ月経った今も残っている。



美香さんは、ガンが再発してからも精力的に活動を続けている。健常者の自分などよりはるかにハードスケジュールで、手帳をのぞくと休みの日がほとんどない。6月、毎年恒例となっている美香さん企画の「増富温泉」湯治の旅―今年は総勢15名参加―でご一緒した後、10月の1泊旅行へのお誘いメールをいただいた。「尚美ちゃんにすすめられた」という秩父・三峯の温泉で、「この日を楽しみに、仕事を乗り切る」という旨のお便りだった。年末までスケジュールびっしりの中、稀少なお休みの日に「楽しみ」を企画するのも精力的な美香さんらしい。世界の黒沢美香からどうして私がお誘いいただけるのか、頭の中はハテナマークでいっぱいになるのだが、もちろん大歓びで「行きます」と返信。振付家の伊藤多恵さんと3人で秩父に向かった。


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最高時速6キロの電気自動車モンパルに乗り込み、ぶいぶいいわせてご機嫌な3人。


ホテルの近くを散策。夕日を背中に受けて伸びた長~い影が、はるかかなたの紅葉しかかった木に映ってビックリ。向かって左が、カメラのシャッターを押している私の影。向かって右がポーズをとっている伊藤さんの影。
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翌日は登山! 山頂からの絶景と「下界に降りたくないよ~」とくつろぐ美香さんと伊藤さん。

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明日、
怠惰にかけては勤勉な黒沢美香のソロダンス

『薔薇の人 -鳥図 -blue sky

観にいきます。

124()7() 。中野・テルプシコールにて。

詳細情報http://www.k5.dion.ne.jp/~kurosawa/roseman_2012_12.html

 



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2012年12月01日

かもねぎショットの下半期!(高見)

かもねぎ公演は年に2回。と、なんとなく決めている。

6月、8月と、早々「2回」の公演を終えてしまった今年度、これからどう過ごそうかと考え始めた矢先、風邪を引いてしまった。何十年ぶりかで39度を超え、いつまでも治らない面倒な風邪だった。最近は、井草が久々に寝込んだもよう。公演がないと、何かが緩むものなのかもしれない。


さて、下半期。高見は、かもねぎ以外の公演に、書き下ろします。一人芝居と二人芝居。いずれも短編です。

一人芝居は、多田慶子さん出演の「ただ、独り」公演に、「アインシュタインの妻」という作品。先日トライアウト公演を終え、本公演も年明け早々に予定しているようです。詳細決まり次第、このページにもアップしようと思います。

二人芝居は、村松恭子さんと吉村恵美子さん出演の勝田演劇事務所番外公演に。来年3月15日~18日に六本木ストライプハウスにて。こちらも詳細決まり次第アップします。


そうだ。栗栖は117日、18日の両日、絵空箱で行われるヴァリアス・マダムカプセルダンスパフォーマンス公演「ヘヴィな睦月」に出演が決まりました。振付・構成は吉沢恵さんです。こちらも、改めて近日中に詳細をアップします。


と、なんとなく気ぜわしくなってきて、風邪など引いている場合ではないぞと思っていたら、1週間前、「リクゼンタカタ―私はどうして東北と東京で公演をやろうと思ったのか」という企画に参加することになりました。間もなくです。公演は、1217日(月)~19日(水)。私は17日と18日に参加です。大丈夫だろうか…

 

 

 



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